ベトナムの市場で食べ物を買うのは絶対ダメ!転売で大失敗

ビンタイ市場ユーゴック

まだまだ食品を扱うということが何なのか分らなかったとき、ふと気になったことがあります。「市場で安く買って転売したら儲かるんじゃ」という考えが頭によぎりました。そして実行へ。しかし、そこには思いがけない結末が……。市場で食べ物を買ったら絶対だめです。

ベトナムの市場は最強に安い

ビンタイ市場

写真のこちらはホーチミンのチョロン・ビンタイ市場。近年都市化が進んでいるベトナムですが、まだまだ市場はベトナム人の強い味方。ベトナムのアパレル店や個人商店は、基本的にこのような市場で仕入れます。また、一方で市場の人たちは、商品を農家や中国企業から仕入れるようです。どこのお店も似たようなものしか売っていないのは、お店と第三国の仲介をしている企業が片手で数えるほどしかないため、ほとんどのお店が同じ問屋から仕入れているとのこと。

市場は偽物も多い

旅行者が市場で買うと、ちょっと高めに買うことになりますが、私のような仕入れ業者と分かると、途端に安く買うことができます。ただし、それはメイドインベトナムに限ってのこと。先に行った第三国からの輸入品の場合は、それほど値切ることができません。

市場で売っている食品を見て、「転売したら儲かるかも」と思ってみる

市場で売っている食品を見て、「転売したら儲かるかも」と思ってみる

市場に来た業者なら誰しも思うこと。
「市場で安く買って、旅行者に高く売りつけよう」
そう思うのも無理はありません。市場で買えるドライフルーツだったりお茶葉だったりはスーパーで買えるそれと味は全然変わらないからです。

そこで、私も似たようなことを思い、実際売ろうとしました……が、それはすぐに断念することに。

検査員もびっくり!雑菌だらけ!!

検査員もびっくり!雑菌だらけ!!

基本的にしっかりとした食品を扱う会社であれば、販売前に必ず菌検査というものを実施します。こちらは然るべき役所に販売予定の商品を持ち込み、大腸菌など人体に害がある菌がどの程度混入しているかを調べるためです。商品を提出してから1週間程度で電話と書類にて連絡があり、発見された菌の種類と数が通知され、ベトナムの法律に沿って販売できるか否かを教えてくれます。

市場では服飾品を買うのがいいようだ

そして、ここまで言えばもう予想はできていると思いますが、結果は販売不可とのことに……。それ以上に、「これどこで仕入れたんよ?雑菌めっちゃいる!」役所の人からびっくりされました。

ベトナムも最近は菌検査の基準が高くなってきて、食品の品質も向上しつつあります。ですので、これは当然のこと。みなさんも市場で食べ物を買うのは絶対におすすめできません。特になまものと乾物(ドライフルーツ、茶葉など)は雑菌だらけです。

余談:小規模の食品会社が金欠な理由

余談:小規模の食品会社が金欠な理由

ちなみに食品を販売する際は、必ずここで紹介した菌検査を実施して品質保証の証明書を発行してもらう必要があります。この書類がないと、そもそもスーパーやお店に卸すことができません。そして、この菌検査の検査費用が以外とばかにならなく、1種につき1万5000円くらいします。

人箱何種類も入っているクッキーやチョコレートはかなり大変

例外はなく、口に入れるものはすべて同検査が必要で、例えばクッキーでチョコレート味、ピーナッツ味、バニラ味の3種を売るとしたら、必ず3種の検査を受けなければならないので、1万5000×3=4万5000円がかかります。一発合格すればいいのですが、もし不合格の場合は、再びやりなおし(というか仕入れ先を変えなければならない)ので、さらにかなりのお金がかかります。

商品を販売するまでの長い道のりの1つですが、個人でやっているような小さな会社は、本当にお金に苦しみます。という話でしたm(__)m

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