先日ベトナムで初めてマンションを購入しましたので、その時の流れをご紹介します。
流れは大まかに
1.モデルルームの見学
2.説明
3.抽選会場
4.購入
となりますが、3.抽選会場は正直かなりやばい雰囲気でドン引きしました。
1.モデルルームの見学

基本的にいま爆発的に売れているのは未完成のマンションです。2022年にはホーチミン市内に電車が走る予定なので、それに合わせた完成予定の沿線上のマンションがとりわけ人気です。市内中心から車で30分圏内くらいのところで、マンション価格はおよそ1500万円から2500万円となります。
まずは事務所に行ってご覧のように完成予定の風景をジオラマで見学。正直これはあまり信じない方がいいです。
ジオラマに嘘つかれた話

ジオラマで見たときは、マンション棟がコの字に建ち、中央の敷地には公園、プール、散歩道があり、また5階建ての建物もありました。この5階建ての別棟は市場のようにたくさんの商店が入るということでした。「ベトナムらしくてめっちゃいいじゃん!」と思ったのですが……。
しかし、購入した翌月にマンションの売れ行きを確認しにモデルルーム兼不動産事務所に行ったときのことです(マンションが売れていないと建築がストップしてしまうので、定期的に売れ行きを確認しに行くのもベトナムでは普通です)。
なんと、ジオラマから5階建ての別棟が取り外されていました!慌ててスタッフに訊くと、「本当に建つのかよくわからないから、とりあえず外しました」とのこと。いい加減すぎる……。
モデルルームは意外としっかりしていた

実は筆者はモデルルームの見学が好きで、日本でも何度もモデルルームの見学をしたことがあります。そして、日本とベトナムを比べても、モデルルームの質はほとんど変わりませんでした。
ただ、ご存知の方は多いかと思いますが、「モデルルームと同じデザインにするのは数百万円かかる」ということ。あくまでもこんなデザインができますよ、程度にとどめておくべきといえるでしょう。
2.説明

モデルルームを見学して気に入ったら、不動産の担当がついてお茶を飲みながらじっくりと説明を聞くことができます。説明の内容は主に価格と支払い方法ですね。ただ、基本はどこのマンションも同じ。ローンを使わなければ、完成予定まで2か月ないし3か月に1度10%程度を支払い続け、最後の10%を払った時点で鍵を渡される、というものです。
ここで購入の意思を担当に伝えたら、次は抽選会場に移ります。そうです。その場で即決はできないのです!
3.世にも奇妙抽選会場

抽選日は指定の日に行われます。写真上のこちらが抽選会場の様子。しっかりとしたホールを貸し切って行われます。ここでの流れとしては、
1.マンションの魅力をスライドショーと動画で紹介
2.購入できる間取りや位置などを間取り図を用いて紹介
3.抽選番号によるくじ引き&購入
4.購入者によるビンゴゲーム

抽選がはじまると、自分の番号札が呼ばれるまで待ちます。写真上のスクリーンは現在の空き室状況です。下から1階2階3階……となり、右端が角部屋3ベッドルーム(一番値段が高い部屋)。そして、赤色がすでに購入が決まり埋まった部屋となります。
びっくりしたのが瞬く前に埋まっていくこと。ホール全体がクラブミュージックがガンガン鳴り響き、自分の番号が呼ばれたら担当が「もう買うしかない!!」、「早く部屋選んでサインして!ほかの人にとられちゃうよ!」と勢いよく迫ってきます。正直めっちゃ怖かったです。だって買うしかないとか言われても、1500万円とかの大金ですよ。
そして、購入してしまいました……

まあ、結果的には購入してしまいましたよ。その場の雰囲気と圧力に負けて。えっ?どこを購入したかって?……ご存知の通りですよ。
右端の角部屋3ベッドルーム!
コメント